在留カードを見ると在留カードの満了日を経過していますが、在留期間更新等許可申請欄において申請中の表示がある場合は、不法残留者ではないのでしょうか。

 

在留カードを所持している方が、在留期間更新許可申請又は在留資格変更許可申請(以下「在留期間更新許可申請等」という。)を行った場合、原則として、在留カード裏面の「在留期間更新等許可申請欄」に申請中であることが記載されます。

これらの申請に係る処分が在留期間の満了の日までになされないときは、当該処分がされる時、又は在留期間の満了の日から二月が経過する日が終了する時の、いずれか早い時までの間は、引き続き従前の在留資格をもって日本に在留できます。

ただし、申請に係る処分がなされた後に、申請中であることの記載の抹消手続を地方出入国在留管理局において行っていない場合等があるほか、オンラインによる申請の場合は、そもそも在留カード上に申請中であることの記載がなされません。

したがって、在留カードの有効性を正確に確認するために、出入国在留管理庁のホームページでは、在留カード及び特別永住者証明書(以下「在留カード等」という。)の番号の失効情報を確認することができる「在留カード等番号失効情報照会」ページを設置しています。

不法残留である場合、在留カードは失効しますが、申請中であれば、在留カードは有効なままとなっていますので、在留カード裏面の記載だけで確認することなく、当該サイトを利用して、在留カードが失効していないかを確認してください。