外国弁護士による、国際仲裁事件の手続代理に係る業務に、報酬を受けて従事する活動です。
仲裁とは、紛争当事者が第三者である仲裁人を選び、その判断により紛争解決を図る手続です。
目次
外国弁護士の国際仲裁代理(特定活動告示8号)
外国弁護士による、国際仲裁事件の手続代理に係る業務に、報酬を受けて従事する活動。
(日本の公私の機関との契約に基づいて行うものを除く。)
仲裁とは
仲裁とは、紛争当事者が第三者である仲裁人を選び、その判断により紛争解決を図る手続です。
裁判と仲裁の違い
外国企業との取引において法的紛争が生じた場合、主な解決方法として、「裁判」と「仲裁」があります。
裁判では、特定の国の裁判所を利用しますが、一般的に、手続や言語を当事者が選択することは出来ません。
又、裁判官がその分野の商慣習に通じていなかったり、原則公開審理である為、企業秘密が守られないリスクもあります。
そして、日本で勝訴しても、外国判決承認制度が存在しない為、その判決に基づき外国で強制執行することが難しいこともあります。
このような裁判のデメリットを回避する為、国際的なビジネス紛争の解決には、国際仲裁が世界的に多く利用されています。
「国際仲裁」のメリット
手続や言語を当事者が自由に選択出来る。
専門的・中立的な仲裁人を当事者が選ぶことができる。
司法信頼性が低い国における裁判の利用を回避できる。
非公開の為、企業秘密が守られる。
仲裁判断に基づき外国での強制執行が容易である。
一般的に上訴がない為、迅速に紛争解決が図られる。
告示特定活動
- 特定活動とは
- 1号 家事使用人(外交・公用)
- 2号 家事使用人(家庭事情型)
- 2号の2 家事使用人(入国帯同型)
- 3号 台湾日本関係協会職員及びその家族
- 4号 駐日パレスチナ総代表部職員及びその家族
- 5号 ワーキングホリデー(台湾以外)
- 5号の2 ワーキングホリデー(台湾)
- 6号 アマチュアスポーツ選手
- 7号 アマチュアスポーツ選手の家族
- 8号 国際仲裁代理
- 9号 インターンシップ(就労)
- 10号 英国人ボランティア
- 11号 削除
- 12号 サマージョブ
- 13号 削除
- 14号 削除
- 15号 国際文化交流
- 16号 EPAインドネシア看護師候補者
- 17号 EPAインドネシア介護福祉士候補者
- 18号 EPAインドネシア看護師家族
- 19号 EPAインドネシア介護福祉士家族
- 20号 EPAフィリピン看護師候補者
- 21号 EPAフィリピン就労介護福祉士候補者
- 22号 EPAフィリピン就学介護福祉士候補者
- 23号 EPAフィリピン看護師家族
- 24号 EPAフィリピン介護福祉士家族
- 25号 医療滞在
- 26号 医療滞在同伴者
- 27号 EPAベトナム看護師候補者
- 28号 EPAベトナム就労介護福祉士候補者
- 29号 EPAベトナム就学介護福祉士候補者
- 30号 EPAベトナム看護師家族
- 31号 EPAベトナム介護福祉士家族
- 32号 外国人建設就労者
- 33号 高度専門職外国人の就労する配偶者
- 34号 高度専門職外国人又はその配偶者の親
- 35号 外国人造船就労者
- 36号 特定研究活動
- 37号 特定情報処理活動
- 38号 特定研究活動等家族滞在活動
- 39号 特定研究活動等の親
- 40号 観光、保養等を目的とする長期滞在者(ロングステイ)
- 41号 観光等目的長期滞在者に同行する配偶者(ロングステイ同行配偶者)
- 42号 製造業外国従業員
- 国家戦略特別区域法16条の4第1項によるみなしの家事支援外国人
- 国家戦略特別区域法16条の5第1項によるみなしの農業支援外国人
特定活動の必要書類