ここでは、ごみ、騒音、トイレ、携帯電話の使用、電車・バスの中、温泉・銭湯、禁止を示す標識など、日本の生活ルールについてご紹介します。

目次

1.ごみに関するルール

2.騒音に関するルール

3.トイレに関するルール

4.携帯電話の使用に関するルール

5.電車やバスの中でのルール

6.温泉・銭湯に関するルール

7.禁止を示す標識

1.ごみに関するルール

(1)ごみ出しの基本ルール

ごみを出すとき、次のことを守る必要があります。

・ごみの種類ごとのごみを出す場所と日(曜日)を守ること

・どこに、どの種類のごみを出すのかは、住んでいる市区町村のルールに従うこと

※一般的には、ごみは、ごみが収集される日の朝に出すことになっています。

※ルールで決まった種類以外のごみを出したり、決められた場所以外にごみを出すと収集されません。

※住んでいる市区町村によっては、市区町村が指定した有料の袋を使ってごみを出さないといけない場合があります。

ごみの種類の例(住んでいる市区町村のルールに従うこと)

・燃やすごみ
台所から出る生ごみや紙のごみなど

・燃やさないごみ
割れた皿やコップ、金属、ガラスなど

・資源ごみ
瓶、缶、ペットボトル、新聞、本、プラスチックの入れ物、ダンボールなど

・粗大ごみ
テーブル、いすなどの家具、自転車、ふとんなど
捨てるとき処分やリサイクルのためのお金がかかることがあります。

・家電ごみ
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・服の乾燥機など
捨てるときリサイクルのためのお金がかかることがあります。

料理が終わった後の油

油は台所に流しません。鍋の中にたくさんの新聞を入れると、新聞が油を吸いますので、その新聞を「燃やすごみ」で捨てます。

家電ごみ

次の家電製品を買い換える又は廃棄する場合には、その家電製品のリサイクル料金や収集運搬料金を支払う必要があります。

・エアコン
・テレビ
・冷蔵庫・冷凍庫
・洗濯機・衣類乾燥機

また、廃棄するときには、収集・運搬の許可を得た業者に頼む必要があります。どの業者に頼めば良いか分からない場合は、住んでいる市区町村に問い合わせてください。

リサイクル料金の支払先、古い製品の引取先

①新しい製品に買い換える場合

・新しい製品を買う店
 店ごとに引取り方法が異なりますので、詳しいことは店に問い合わせてください。

②買換えではなく、廃棄処分だけの場合

・処分する製品を買った店
 買った店がどの店だったかわからない場合などは、住んでいる市区町村に問い合わせてく
ださい。

(2)不法投棄など(違法なごみ捨て)

どのような場所であっても定められた場所以外にみだりにごみを捨ててはいけません。定められた場所以外にごみを捨てた場合、刑事罰を科せられることがあります。住んでいる市区町村におけるルールを守って、ごみを捨てるようにしてください。

また、多くの市区町村で、空き缶やたばこの吸い殻などを道ばたなどに捨てる「ポイ捨て」を禁止する条例を定めています。行政罰・刑事罰を科せられることがありますので、ポイ捨てはしないでください。

2.騒音に関するルール

日本人は、大きな音や声を出すことは、他人に対して迷惑だという意識があります。

・大きな話し声、パーティー、テレビや音楽の音などについては、近所の人に迷惑にならないように気を付けましょう。

・朝早い時間に洗濯をしたり掃除機を使ったり、シャワーを浴びるなど大きな音を出さないように気を付けましょう。

・特にアパートやマンションなどの集合住宅では、大きな音や声を出さないように気を付けましょう。

3.トイレに関するルール

日本の水洗トイレ

・使用する紙は、トイレにある紙を必ず使ってください。

・使用済の紙は必ずトイレで流してください。
使用済の紙をトイレ内に設置してあるごみ箱に捨てる習慣のある国がありますが、トイレにある紙を使用すれば、日本の水洗トイレで紙がつまることはめったにありません。

・デパートや駅のトイレには、ボタンがたくさんありますが、水を流すボタンは、流す(FLUSH) と書いてあることが多いです。

4.携帯電話の使用に関するルール

・他の通行人にぶつかってけがを負わせることや、自分がけがをすることもあるため、携帯電話の操作を歩きながらしてはいけません。

・自動車や自転車を運転しながら携帯電話を操作することは法律で禁止されています。

5.電車やバスの中でのルール

電車やバスは公共の場となりますので、次の点に注意してください。

・大きい声で話すことはマナー違反となります。

・列車内やバスの車内で、携帯電話で通話することは、日本ではマナー違反となります。

・大きい音で音楽を聞くことも迷惑になります。イヤフォンから音が漏れないように注意してください。

・車内が混んでいるときに、リュックサックを背中に背負ったままでいると、他人にぶつかって迷惑になります。

6.温泉・銭湯に関するルール

温泉・銭湯などの公衆浴場は、不特定多数の人が利用するため、次のルールを守って利用してください。

・体を洗ってから、湯船につかってください。

・湯船の中にはタオルを入れてはいけません。

・湯船の中で石鹸やシャンプーを使って体や髪を洗ってはいけません。

・いれずみ(タトゥー)がある人は入ることができない場合があります。

7.禁止を示す標識

何かを「できない」ことを示す様々な標識があります。

禁止の標識がある場所では、ルールを守りましょう。