外国人の建築技術者ビザについて

外国人の建築技術者は、外国特有の建築、土木に関する技能について10年以上の実務経験等が求められます。
外国特有とは、日本にはないもの、日本人が容易に出来ないものをいいます。

目次

外国人の建築技術者

外国人の建築技術者は、外国特有の建築、土木に関する技能について10年以上の実務経験等が求められます。
外国特有とは、日本にはないもの、日本人が容易に出来ないものをいいます。

1.実務経験について

外国特有の建築又は土木に係る技能について10年以上の実務経験を有すること。
10年以上の実務経験を有する外国人の指揮監督を受けて従事する者の場合は、5年の実務経験で足ります。

※実務経験は、外国の教育機関で関連科目を専攻した期間を含みます。

2.「外国特有の建築又は土木に係る技能」とは

ゴシック、ロマネスク、バロック方式又は中国式、韓国式等の建築、土木に関する技能で、日本にはない技能を言います。
枠組壁工法、輸入石材による直接貼り付け工法等も含みます。
ガラス製造に必要なレンガ溶鉱炉のポルトガル職人によるレンガの施工・組立も含まれます。

プロセスが特有でも、結果について特有性がない場合は、「外国特有」にはなりません。

3.枠組壁工法(ツーバイフォー工法等)による輸入住宅の建設に従事する外国人技能者についての要件

以下の要件を満た必要があります。

①外国人技能者の受け入れが、単に建設作業に従事するのではなく、日本人技能者に対する指導・技術移転を含むことが明確であること。

②住宅建設に必要な資材の主たる輸入相手国(アメリカ、カナダ、オーストラリア、スウェーデン、フィンランド)の国籍を有する者又は永住者であること。

③受け入れ企業において、輸入住宅の建設に係る具体的計画が明示され、計画遂行に必要な滞在期間があらかじめ申告されていること。

④外国人技能者が従事する分野として、スーパーバイザー、フレーマー、ドライウォーラー、フィニッシュ・カーペンターのいずれかに属し、日本人技能者が容易に出来る作業ではないこと。